CQカチャduino(1)

CQカチャduinoのセット内容、Arduino互換機本体の説明です。

CQ出版のWEBショップで販売されているArduino互換機 CQカチャduinoのセット構成などを簡単に説明します。

●セット内容

セットには以下のものが含まれています。

  1. WSN282 Arduino互換機 AVR部 (2)
  2. WSN283 Arduino互換機 USB/電源部 (1)
  3. WSN290 マイクロSDカードI/Fボード (1)
  4. WSN285 ダイアモンド配列スイッチボード (1)
  5. WSN337 電源ライン連結バー2 (1)

( )内の数字は入数

ACアダプタやUSBケーブルは含まれていませんが、一般的なミニUSB-Bのケーブルを用意すれば、USBバスパワードで別電源なしで作動させることができます。

CQkacha_set

●Arduino互換機本体(WSN282+WSN283)

当互換機はWSN282(AVR部)の上にWSN283(USB/電源部)を重ねて接続することにより、Arduino2009相当のArduono互換機となります。

スケッチのアップロード時やシリアル通信(USB-UART変換)が必要な場合はWSN283(USB/電源部)を併用します。

WSN283はDCジャックが付いていますので、安定化または非安定化電源のACアダプタを直接接続できます。安定化には三端子レギュレータが実装されていますが、外部に5Vに安定化されたACアダプタ(スイッチングタイプのACアダプタ)を接続する場合は三端子レギュレータを通さずに直接5Vを供給することもできます(ジャンパ切り替え)。

WSN282の上にWSN283を接続したとき

p282_283-1 p282_283-2

WSN282単独 p282-1 p282-2

WSN282,WSN283詳細ページ

●WSN282(AVR部)単独使用

シリアル通信やDCジャックからの電源供給を必要としない場合、プログラムを書き込んだ後はWSN282(AVR部)単独で作動させることもできます。

シリアル通信が不要なら単独で組み込み用途のコントローラとして利用できます。

CQカチャduinoのセットにはWSN282(AVR部)が2つ入っていますので、I2CやSPI、シリアル(UART)などの通信の実験ができます(プログラムするときだけ、プログラムする方のWSN282にWSN283を接続)。

I2C温度センサADT7410を使う(6) I2C-LCD接続」は、WSN282の単独使用の一例です。ここでは、測定した温度をLCDへ表示させています。

pic130818_06

●RS-232Cで通信したいとき

産業用機器では今だにRS-232Cの需要があります。そこで、ArduinoでRS-232Cを使いたい場合は、WSN282にRS-232Cレベルコンバータ(WSN126Bなど)を組み合わせると、無駄なくRS-232C機器を製作できます。

  • #126B RS-232C D-SUBアダプタ
  • #160 BB RS-232C D-SUBアダプタ

●3Vの電池駆動

クリスタルを8MHzに変更して、ファームウェアを書き換えれば3Vで駆動できます。

詳細はこちら→Arduino互換機を乾電池2本で使う

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