Arduino互換機部分のもう少し詳しい説明。
●各部の説明
Arduino互換機部分(WSN282、WSN283)の主要部分の機能などを簡単に説明します。
電源LEDは通電中は無条件に点灯します。
USBアクセスLEDはUSBで通信(送信または受信)中に通信内容に合わせて点滅します。
ISPコネクタはAVR ISP2などのプログラマを接続するコネクタ(ピンヘッダ)です。WSN282にあるものは、WSN282に直接ISPプログラマを接続するためのものです。また、WSN283にあるISPコネクタはWSN282+WSN283の状態でISPプログラマを接続するためのものです。なお、WSN282側のISPコネクタはWSN283を接続する際の物理的なサポータを兼ねています。
※このコネクタは通常気にする必要はありません。ArduinoのファームウェアをAVRに書き込む際に使用します。
リセットスイッチはArduinoをリセットするためのプッシュスイッチです。押している間、リセット状態が続きます。
ミニUSB-Bコネクタは一般的なミニタイプのUSB-Bコネクタを接続できます。
DCジャックは一般的なACアダプタが接続できます。5Vに安定化されたもの、安定化されていないもの両方が利用可能です(安定化されていないものはWSN283内蔵の5Vレギュレータで安定化)。切り替えに付いては次項を参照してください。
D13 LEDはディジタルポートのD13に接続されたLEDです。D13を出力に設定して、レベルをHighに設定すると点灯します。
3Pのジャンパ(ピンヘッダ)が2つ付いていますが、これらについては次項を参照してください。
●ジャンパ設定
電源電圧切り替えジャンパはUSB-シリアル変換IC(FT-232RL)の信号レベルを設定するものです。通常5Vで使用します。USBのバスパワーを利用する場合は通常5Vとなりますので、「5V」に設定しておいてください。
USBバスパワーを利用しない場合で、3.3V系の回路で使用する場合は「3.3V」に設定します。
レギュレータ切り替えジャンパはDCジャックより入力する電源をレギュレータに通すかバイパスさせるかを切り替えるものです。DCジャックに接続するACアダプタが5Vに安定化されたもの(最近主流のスイッチング電源タイプで5Vのものなど)を接続する場合は「レギュレータ無効」にします。昔ながらのトランスタイプの6~9V程度のACアダプタを使用する場合は、内蔵レギュレータを有効にするために「レギュレータ有効」に設定してください。
USBバスパワードで使用する場合は「レギュレータ無効」に設定しておいてください。