RECBOXは「コンテンツ操作」でディスク内のファイルを一覧で見ることができますが、それをテキストファイルに書き出す際のテキスト加工の補助ツールをPHPを使って作成しました。
RECBOX内のファイルリストをテキストや表計算ソフトの形式で保存したいということはありませんか?
うちはRECBOXやLANDISKが10台くらいあり、古いものはあまり電源を入れませんが、時々中身を確認したいことがあります。そのため、一部はRECBOXの「コンテンツ操作」画面をテキスト・コピーして、それをテキストエディタにペーストして形を整えて一覧で見られるようにしていました。
しかし、単純にエディタにペーストしただけでは、余計な空白行やファイルに関係ないテキストなどが混じっているため、それを手作業で加工するのは結構手間がかかります。
そこで今回は「コンテンツ操作」画面をテキスト・コピーしてそれをそのままツールにペーストし、変換ボタンを押せばワンタッチでCSV形式やHTMLの表形式で表示できるツールを作成しました。
XAMPP-PHPで作動させれば、オフラインで使用できます。
●操作方法
まずは、こんなもの、ということで操作手順などを簡単に説明します。
- RECBOXの「コンテンツ操作」画面を表示させ、保存したいファイル一覧を表示させます。
- CTRL-Aで全部を選択してCTRL-Cでテキストコピーし、ツールアプリのテキストボックスへCTRL-Vでペーストします。
- 変換ボタンを押すと、変換されたテキスト、表が表示されます。
- 必要に応じて、表示されたテキスト(TABやカンマ区切り)や表(HTML形式)をコピーしてテキストエディタや表計算ソフトへペーストし、それで利用して作業します。
※表計算ソフトの場合は表全体をドラックして選択状態にして、CTRL-Cでコピーし、HTML形式でペーストすれば、そのまま表がペーストされます。
●制限事項
- 表示されている個々のファイルのみリスト作成が可能です。フォルダやフォルダの中身はリストにできません。
- 複数ページに渡るリストは一度には作成できません。あくまでも現在表示されている個々のページでそれぞれコピー、ペーストが必要です。ただし、ツールソフトに複数のページを追加でコピーして蓄積させ、まとめて変換することはできます。
- TAB区切りのリストをそのまま表計算ソフトにペーストしても、なぜか全部つながってしまうようです。一旦、テキストエディタにペーストして、それをコピーしたものは表計算ソフトに正常にペーストできると思います。
●元画面(RECBOXコンテンツ操作)
コピーする元画面の例です。この画面上で、CTRL-Aで全テキストを選択し、CTRL-Cでコピーします。次項のような内容のテキストがコピーされます。
●コピーしたオリジナルテキスト
一部抜粋ですが、単純にコピーしてエディタにペーストするとこのような形になります。この前後にたくさんの空白行や、ファイルに関係のないテキストが含まれています。
recorded DIABOLIK LOVERS #1 新 0:15:46 2013/09/18 11:29:30 994.8MB HUNTER×HUNTER #83 カンカ×シテ×シンカ 0:30:37 2013/09/28 11:29:30 1.9GB
●ツール画面
ツールアプリはこのような画面です。いうまでもありませんが、HTMLで書かれています。IEなどのブラウザで表示させて使います。
RECBOXでコピーしたテキストを「ソース」と書かれたテキストボックスへCTRL-Vでペーストし、「変換」ボタンをクリックすると、次項のような変換画面が表示されます。
●変換後の画面
変換後は次のような画面が表示されます。
この画面でテキストや表をコピーして利用します。
次回はコードを説明します。
(続く)