LPCXpresso NXP LPC1769(1)

mbedとバイナリ互換で、価格も2500円(3/25現在)とmbedより安かったので購入してみました。付属の説明書の内容が古くて苦労しましたが、とりあえずインストール。

簡易的な説明書が付属しますが、この説明書は古くて書いてある通りに行かなくて苦労しました。

●インストールからアクティベーションの概要

このマイコンで無料のコンパイラなどの開発環境を使用するには、ユーザ登録とアクティベーションが必要です。アクティベーションはしなくても機能制限付きで使用できるようですが、アクティベーションしておいた方がよいでしょう。なお、開発環境には有償のバージョンもあります。

まず、ユーザ登録(アカウントの生成)が必要ですが、メールアドレスと任意のユーザ名、使用者のフルネームの3点だけで登録可能です。登録すると、仮のパスワードがメールで送られてきますので、そのメールに示された、アカウント編集ページへジャンプして、そこで、新しいパスワードを再登録します。

なお、マイコンボードをアクティベーションする前にユーザ登録を済ませて、ログインしておいたほうが、スムーズにアクティベーションできます。

開発環境、ドライバなど一式をインストールしたら、マイコンボードを接続して、シリアル番号を生成させ、その番号でアクティベーション・コードを取得し、それでアクティベーションします。このように、2種類のコードを取得するのに2段階の操作が必要です。

シリアル番号はPCとマイコンボードの組み合わせで固有の番号になるため、他のPCとか、おそらく、ほかのLPC1769ボードでも使えないと思います。

なお、アクティベーションは解除できるみたいなので、他のPCで使う場合などは解除してから再アクティベーションすればよさそうです。

●IDE(LCP Xpresso)、ドライバのダウンロード

http://www.ics.nxp.com/lpcxpresso/#GetLPCXpresso へアクセスすると、次のページにリダイレクトします。

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右側の”Get Software support”ボタンをクリックすると次のようなページに切り替わります。

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上部の”Downloads”のボタンをクリックすると、次のような画面に切り替わります。ここでリストボックスで”lpc175x_6x”を選択して”Filter”ボタンを押して、下の”Tools”と書かれたところをクリックすると、コンテンツのリストが表示されます。

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更に、”LPCXpresso Windows Installer”をクリックすると、次のようなダウンロードページが表示されます。リンクをクリックするとダウンロードが始まります。現在、Ver.7とVer.6がダウンロード可能です。私は最新の7.0.2をダウンロードしました。

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ダウンロードしたファイルのファイル名は”LPCXpresso_7.0.2_102.exe”でした。

●インストール

ダウンロードしたファイルを実行します。この時、ドライバも一緒にダウンロードされます。インストールが完了したらLPCマイコンをUSBでPCに接続します。

●シリアル番号の生成

LPCマイコンが接続されたのを確認して、メニューの”Help”-”Product activation”-”Create serial number and register”をクリックすると、シリアル番号が表示されます。この番号はアクティベーションキーの取得時に必要になります。

次のような画面が出ますので、シリアル番号を入力します。ログインしているとすぐにこの画面が出るみたいですが、私は、未登録状態でここまでの操作をしていたため、この画面が出てこなくて、ちょっと手間取りました。先にユーザ登録(アカウント作成)して、ログインしておいた方がよいでしょう。ごにょごにょやっていたので、ちょっとこのへんの説明はあいまいです。

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シリアル番号を入力してその下の”Register LPCXpresso”のボタンをクリックすると、アクティベーションキーが表示され、同時にメールが届きます。

●アクティベーション

下図はアクティベーションキーが生成された直後の画面です。このコードがアクティベーション操作に必要です。メニューの”Help”-”Product activation”-”Enter activation code”をクリックすると、入力欄が現れるので、このアクティベーションキーを入力します。これでアクティベーションが完了します。

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サンプルプログラム(周期可変の点滅)

付属の説明書にはIDE左下の”QuickStart”ページの”Start here”のペインに”Import Example project(s)”という項目があることになっていますが、Ver.7.0.2ではなくなっているようです(上図参照)。

そこで、直接インポートしてみました。”Inport project(s)”をクリックすると、ZIPファイルを指定するウィンドが開きます。ここで、サンプルプログラムのロケーションを選択します。c:ドライブにインストールした場合、サンプルプログラムは次の場所にありました。

“C:\nxp\LPCXpresso_7.0.2_102\lpcxpresso\Examples\NXP\LPC1000\LPC17xx\LPCXpresso176x_cmsis2.zip”

このZIPファイルの中に”LPCX176x_cmsis2_systick_twinkle”が含まれています。複数のファイルが含まれていますが、選択してインポートできます。

●コンパイル、実行

インポートすると、右上のペインにプロジェクトのツリーが表示されます。複数のプロジェクトをインポートしている場合は、複数表示されます。ここで”LPCX176x_cmsis2_systick_twinkle”というのをクリックして選択すると、左下のペインの一部が変更されます。

“Start here”のページの”Debug ‘LPCX176x_cmsis2_systick_twinkle’ [Debug]“をクリックするとコンパイルが始まり、バイナリファイルが自動的にマイコンボードにダウンロードされて実行が始まります。

なんか、まだ、このへんの使い方がよくわかりません。ツールボタンの意味もよくわからないし...半日でできたのは、ここまでです。mbedは簡単だったなぁ

 

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